参議院議員のアントニオ猪木氏がこのほど、カンボジアのプノンペン市内で、カンボジアオリンピック委員会理事長ワット・チョモラン氏と会談。猪木氏に「カンボジア・オリンピック親善大使」を委嘱し、授与式が行われた。

 今回の委嘱理由についてチョモラン氏は、「1992年に、猪木氏から柔道着と畳を贈呈してもらった、カンボジアは、日本と協力して2020年の東京オリンピックにも選手を出場させたいと願っている。そのために、スポーツ国際活動で有名な猪木氏に協力をお願いした。猪木氏には、カンボジアの国技である“ボクタオ”の推進的な活動もお願いしている」と話す。

 また猪木氏は「スポーツを通じて国際平和、をテーマにこれまでもイラクなどの国でスポーツイベントを通じて友好をはかってきました。カンボジアにはオリンピック出場の選手はまだ少ないが、日本と協力してお互いの選手が活躍できる可能性がある。また、カンボジアの国技“ボクタオ”は、アンコールワット遺跡の彫刻にも刻まれる伝統的な格闘技。日本でも、ぜひこの競技を広めて行きたい」と語っていた。