PhnomPenhInternationalAirport
(写真はプノンペン国際空港 新出発ターミナル)


カンボジアは外貨獲得や雇用促進を図るため観光振興を推進しており、観光業の成長ともに、国際空港を利用して同国を訪れる外国人旅行者数が増加しています。

空港別には、カンボジアの空の玄関口となる「プノンペン国際空港」の2015年上期の旅客数は同16.4%増の150万人となりました。
また、世界遺産に登録されたアンコール遺跡に近い「シェムリアップ国際空港」は、同11.2%増の170万人となりました。
南部で人気のリゾート地にある「プレアシアヌーク国際空港」も同12.8%増の4万4000人と大幅に伸びています。

カンボジア観光省によると、同国を訪れた外国人旅行者数は2014年が450万人で、2015年は500万人を見込んでおり、2020年には750万人まで引き上げる方針です。

このため、政府は航空インフラの整備を加速しており、カンボジア空港はプノンペンとシェムリアップ両国際空港の整備・拡張計画に着手し、総事業費は1億ドル(約124億500万円)とされます。
すでにプノンペン国際空港の出発ターミナルは装い新たにオープン・稼働中です。

改装・拡張工事完了後には現状の約2倍のキャパシティーとなる年間500万人の航空旅客数を受け入れ可能となりますが、空港内の施設面でもより充実したラインナップとなる予定です。商業施設エリアに入るショップ等はまだ具体的には明示されていませんが、飲食・小売店ともに内容をより充実させる予定とのこと。

プノンペン空港到着ターミナルやシェムリアップ国際空港の改装・拡張も随時完了していく見込み。新興国発展の一つのマイルストーンとも捉えられる新空港オープン、カンボジアの新たな空の玄関口がどのような変貌を遂げるのか期待されます。

参考:http://www.sankeibiz.jp/macro/news/150720/mcb1507200500005-n1.htm